1

6:45

集合

会社に集まるところから一日が始まります。

会社の車に乗り合わせて、各現場へ向かいます。

向かう現場が遠ければ、集まる時間は早まります。

 

入社したての頃、早寝早起きをしようと心がけることは必要ありませんでした。

入社して一ヶ月は帰ってきたら即就寝の繰り返しでした。

2

7:50~8:00

朝礼

毎朝どの現場も8:00が朝礼開始時刻です。
朝礼では、ラジオ体操や、ゼネコンと呼ばれる現場監理の職員から安全注意事項の説明があります。
現場全体の危険ポイントの確認を行います。

朝礼が終わった後、KY活動と呼ばれる、
K:危険、Y:予知の危険予知活動を各職、職長 というリーダーを中心に行います。 
今日の仕事のポイントをしっかり確認し合います。 
そして、掛け声を掛け、シゴトが始まります!

3

10:00

30分の休憩時間「いっぷく」

現場で働く職人は、休憩のことを”いっぷく”と呼びます。たばこを吸わない人もいっぷくです。
いっぷくは、30分間の休憩時間があります。
朝確認したことの、疑問点や問題点など確認します。

僕らの仕事は、一枚約100kgあるデッキプレートを一日中敷き込まなければなりません。

 

この、デッキプレートを敷き込むという作業に必要なのは体力だけではありません。

敷き込んだデッキプレートを固定するために、資格も取らなければなりません。

 

経験と忍耐力を兼ね備えなければならない仕事です。現場での仕事が終わると会社へ戻ります。

4

10:30

作業

11:30頃、職長は現場打ち合わせに出席します。
職長が不在になる作業時間帯なので、円滑に安全に作業を進める、事前の確認が大切です。
また、職長が不在の間は、無理を絶対にしない!
ということもとっても重要なことになります。

5

12:00

メシ

13:00までの1時間、昼休憩を行います。
昼ごはんをサッと済ませ、昼寝をするのも職人ワザ。
しっかりと、体力を回復して、昼からの作業に向かいます。

 

昼からの仕事は、朝礼後の作業や、メシ前の作業などと違い、
純粋に作業だけに皆集中して行える作業時間帯です。
ここで、しっかりと工程に合わせた作業を行えるか、どうかが大切です。もちろん安全に!

6

15:00

いっぷく

1日の中で最後の休憩時間になります。
疲れも溜まってくる時間です。
今日一日の作業の節目をきちんと確認し合い、さぁ、最後の作業へ向かいます!

7

17:20

定時

19:00

帰社・帰宅

次の日の段取り、持ち場の片づけを行い、17:00になると現場終了です。お疲れ様でした!

これが及川鉄工でのオーソドックスな一日の流れになります。

ここまで読んで頂いた方は、どう思いましたでしょうか?

うわ!なんか大変そうだな。

朝早くて帰りも遅そうだ。など様々あるかとは思います。

そのとおり大変です。

というのも、自分が入ったときこう思ったからです。やべーしんどい。そう思いました。

けれど。

僕はこの文章を、大変さを伝えたくて書いているわけではありません。

僕は及川鉄工に入って、心から人生を楽しんでいます。

 

全てに意味がある。

 

そのように思わせてくれたのは、及川鉄工で出会った先輩たちのおかげです。

また、及川鉄工の仕事を通じて、出会った様々な方たちのおかげです。

だから僕は及川鉄工に恩ができました。

及川鉄工が温かい恩を持てる自分へ成長させてくれました。

 

ここで本当に伝えたかったことは

 

「日々の積み重ねの大切さ」

 

です。

そのような毎日の中でも、一生懸命積み重ねてきたからこその景色が心に広がります。

デッキプレートを敷き込み終わった後、世界で初めてその建物に平面が生まれます。

“僕らの仕事は、人の心が映し出されているような仕事だ”